設計方針
1.±電源を使用し、ダイナミックレンジを広くとる。
2.カップリングコンデンサを極力排除し、コンデンサからの音質の影響を少なくする。
3.スイッチング素子を使わず、新方式で左右別々に変調処理する。
4.オ−ディオ信号はバランス入力とする。
5.プリエンファシス回路をまじめに考える。
6.15KHzのフィルタも強烈なやつにする。
7.金に糸目は付けず、ゴ−ジャスな部品を使う。
というわけで、上の写真は試作品です。
さすがにゴ−ジャスな部品を選んでしまったため、部品代だけで2万以上いってしまった・・・。
基準発信器も特注仕様、ほんとにゴ−ジャス!
気になる使用感ですが、音もプロ仕様になりました。
改善された性能
1.ダイナミックレンジが改善され、音に厚みがでました。
2.ステレオセパレ−ションのf特がロ−ムよりフラットなので、ステレオ感が向上した。
3.15KHzのフィルタが良くなり、パイロット信号を妨害する事がなくなった。
(受信機のパイロット信号の点滅が無い)
4.きちんとしたエンファシスがかけられている。
今後の目標
1.試作プリント基板を作ってみる。
2.1でデジタルとアナログを考慮して考える。
3.デ−タを取って解析する。
あとがき
今回ロ−ムのICが無くなり今後が不安になったのでつくることにしたわけですが、
アナログではこれが限界だなといったかんじです。
OPTIMODなどはこういった処理はDSPで行われているみたいです。
機会があればROCKNESSさんのを聞いてみたいものです。
まあ、ミニFMにはもったいない様な感じです。
といってコミュニティの変調器は知らないので、なんとも言えませんが・・・。
今後、送信機と合わせてコミニュ−ティで使ってもおかしくない機器を作っていきたいとおもいます。
万能基板の試作時よりさらにクロックノイズ除去フィルタを搭載
総合して、現在のオリジナル送信機を凌ぐ、殆どFM局といった性能が得られました。
まずセパレ−ションは現在最強のロ−ムよりもいいです。
あと、ステレオ放送で無音時の雑音がかなり減りました。
今後の課題
1.ステレオ変調部と発振PLLを1つにまとめる。
2.一体基板をおこす。
3.めざせコミニティ用送信機!
4.標準ラック用ケ−スに入れる。
5.ケ−ス入りの製品化とする。
6.現在のオリジナル送信機のケ−スも兼用出来るようにする。
こんなとこですか。